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SONY ソニー FM/AM/SW3バンド ハイ コンパクイト レシーバー ICF-7800 ニュースキャスター 電源表示付 整備受信動作確認品 11-56です。
1976年(昭和51年)の発売で当時の定価は29,800でした。約47~48年前の古いラジオです。
商品の詳細
愛称は”ニュースキャスター” 携帯時センターを折り曲げると、136x85x69.5mmのコンパクトなサイズのウオレット型ラジオです。
ラジオを開くと左側にスピーカー、右側に操作機構が集中しており、スカイセンサーに近いデザインとなっています。
持ち歩くときは閉じて、聞くときは開く両開きスタイルです。
FMとAMの受信回路はそれぞれ独立しており、FMの高周波受信回路はFET、AMは当時新開発のICを採用した高感度の設計と成ってい
ます。
ICとセラミックフィルターの採用でFM/AMの選択度をアップしています。
ダブルのダイポール部は8の字指向性アンテナですから、不要電波のカット、強電界地域での耳障りな妨害電波のカット。
ギヤードライブにはバーニア機構を用いて読み取りを高精度に。チュ-ニングも同調しやすく成っています。
電子タイマーコントローラー内臓により、タイマーセットを最低3分から最高8時間までセット出来ます。
回路方式はIC8個、FET2個、トランジスター2個、ダイオード7個、スーパーヘテロダイン方式。
受信周波数 FM ;75~90Mhz MW;530~1605Khz SW;3.9~12Mhz
アンテナ FM/SW;テレスコピックアンテナ6段 46cm MW;内臓フライトバーアンテナ10cm
スピーカー直径7.7cm 1.4W
寸法 閉じたとき 136x95x69.5mm 開いたとき 257X95X41㎜ 重量780g
商品の状態/整備、改造の内容
解放点検しアルコール、エアースプレーなどで内部クリーニング、各接点、ボリュウム等を接点復活処理いたしました。
7.7cmスピーカーの3インチエッジがかなり傷んでいましたので、ウレタンエッジを購入し、慎重に新替えしました。(初めての作業でした。)
電源ONの緑色表示LEDをスピーカー左上部へ装備しました。ACアダプター使用時は点灯しますが、バッテりー時は点灯しません。
ダイヤル、メーター照明用豆球を拡散カバー付き青色LEDへ変更しました。電源表示は約0.01A、照明は約0.02A流しています。
FMの受信周波数にズレがありましたのでダイヤル表示通りへと調整しました。AM/SWも受信周波数全域確認しました。
左右のアンテナ注油しスムーズに動くことを確認しました。
商品の状態/受信の状態、その他きずき事項
FM、MW、SWの受信状態確認を信号発生器にて確認し、その結果及び実際の受信状態(Sメーターの振れ)は次の通りです。
FMバンド
最小受信周波数は72.5Mhz、最大受信周波数は91.0Mhzでした。76~78Mhzまではダイヤル表示通り、79~90Mhzでは0.1~0.3Mhz高く
受信しました。当方ではケーブルテレビからの輻射電波にて5局受信出来様にしています。
①79.5Mhz スマイルFM 79.7Mhzで受信 Sメーター 3.0
②80.8Mhz NHK第1(補完) 81.0Mhzで受信 Sメーター 8.8
③82.3Mhz NBC(補完) 82.5Mhzで受信 Sメーター 9.0
④84.5Mhz NHKFM 84.7Khzで受信 Sメーター 9.2
⑤95.0Mhz NHK第2(補完) 85.2Mhzで受信 Sメーター 9.5
以上のようにSメーターの振れで各送信局の信号の違いも確認できました。
AFCの動作も良好でした。
MWバンド
530Khz~1600Khzほぼ周波数表示通り受信出来ました。当方ではAM局遠く感度の低い地区です。受信できる3局は次の通りでした。
①684Khz NHK第1 690Khz位で受信 Sメーター 4.0
②1233Khz NBC 1230Khz位で受信 Sメーター 3.0
③1377Khz NHK第2 1380Khz位で受信 Sメーター 2.0
SWバンド
4.0Mhz~12.0Mhzの全域で周波数表示通り受信出来ました。
6055/6155KhzのラジオNIKKEIは送信しておらず受信出来ませんでした。この近くで外国語音楽放送がSメーター振れ3~4で受信できる
ました。
本ラジオの音質などについて
スピーカーのエッジを新替えしたので以前の音質等は分かりませんが、現在の状況(感想)です。メーカーの説明書で見たのでが ,本機は
”音のバッフル効果を高めて設計”とありました。写真の通りスピーカーの裏面に直径5mmの穴が24個有ります。(ラジオを閉じて聴くため
の穴でしょうが) ロードネス回路が無いためか、低音の出力は少なめの様ですが、中高音は伸び伸びとしてスッキリしとした切れがあり、
今まで聴 いたこともないような良い音だなーと思いました。(これがバッフル効果?!)
閉じた状態で聞く場合は、高音がやや小さくなり、少しこもったような音になるようです。
タイマー機能について
左面左サイドの上下に動かすスライド抵抗により8時間と90分のタイマー設定ができます。動作確認しましたがアナログ式ですから、誤
差は大きいです。ラジオを閉じて受信したい場合は、閉じたとき強制的に主電源スイッチがOFFになる為、まずタイマーを設定して
ラジオを 閉じてください。メーター下のTUNE/TIMERスイッチをTIMERに設定すると設定時間と残り時間を確認できます。
その他
外観はかなり磨き上げたのですが、小傷が有ります。シルクのがれも有ります。メーターの針の緑色も剥がれかかっています。右のアン
テナの最先端部に少しの曲りが有ります。
付属のACアダプターはAudioCommのAV-DR6005Nを新規購入し付属しました。6V500mA出力です。トランス式ですのでノイズが少ないと
考え選定しています。ラジオ側入力端子での実測の電圧値は6.2Vで長時間の再生動作で確認し問題ありませんでした。またこのACアダ
プターに付属されていた変換プラグの残品5個と取扱説明文をお付け致します。
単3電池4個でのTESTも良好でした。電池端子はきれいでした。電池はラジオを閉じて中央側のOPENレバーを押して、カバー開き入れて
ださい。電池は付きません。
3.5mmイヤホン出力確認OKでした。
以上出来る限りの整備等いたしました。ご検討の程よろしくお願い申し上げます。
ヤフオクネコポス便にて送付いたします。
初期不良対応いたしますので、到着後1週間以内に取引メッセージにてご通知下さい。
どうぞよろしくお願いいたします。
(2024年 3月 29日 17時 31分 追加)ヤフオク取引についの個人紹介欄もご覧ください。