1973年　ラウンジチェアB
※座クッションのヌードクッションは劣化のため破棄しました。カバーのみになりますがジップ開閉式なので専門店でお安く簡単にヌードクッションをいれていただけると思います。

ブルータスの和風モダン特集号でも特集されておりました和風モダン建築家の最高峰吉田五十八が意匠を手掛けた日本のモダン建築のアイコンの１つであるロイヤルホテルのラウンジチェアになります。

吉田五十八はブルーノタウト以前に、廃れつつあった日本伝統の数寄屋造りに着目し、欧米とは異なる日本独自のモダニズムを探究した現代和風建築の大家。

1973年 吉田五十八設計のロイヤルホテル新館（現リーガロイヤルホテル タワーウイング）ラウンジルームにて使用されておりました。

最大H72cm W65cm D60cm
座面幅53cm 座面奥行49.5cm
座面までの高さ30cm
背面高さ46cm （素人寸法になります）
らくらく家財便Bランク


メーカー:飛騨産業（私の保存用の1脚にメーカーシールが残っていましたので問い合わせたところ、資料・図面などにも載っていない大変に希少な椅子とのこと。クッションに至るまで特注のようです。）※納品シールのロイヤルタワーホテルは1970発足～1978年吸収された新館の運営会社と思われます。

状態:経年並の汚れ、擦り傷、へたり等ありますが、構造上の傷み、グラつきや目に見えて気になるような傷などはありません。画像にて確認お願いします。

文献:10枚目画像。吉田五十八寄稿建築文化1973年12月号より

同年代に活躍した建築家に比べ、大規模な公共施設や企業社屋、ホテルなどは殆ど手掛けておらず、また天童などで量産もしていないため吉田五十八関連の家具は極端に少なく現存確認できるものも保護されているものしかありません。歴代総理大臣邸や秩父宮邸、画家、作家など文化人の邸宅、私設美術館、料亭などを手がけています。
※3脚同時出品していますが、ご連絡いただければ保存用も出品可能です。状態は出品している3脚より劣ります。