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お笑い時代劇台本『痛快三匹が斬る!第12話』テレビ朝日 1995※春風亭小朝の燕陣内(落語キャラのタコ)高橋英樹(殿様)役所広司(千石)

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Bán bởi mipo590517
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Thông tin sản phẩm

   平成7年(1995)に、テレビ朝日で放映された時代劇

ドラマ『痛快三匹が斬る!』(毎週木曜日20時~)の

第12話「殺生路・触らぬ葵に祟り無し」の台本(非売

品)である。


【本台本について】

  物語のコンセプトは「ワケあって、三人三様別々の流

れ旅をする浪人が、なぜか毎回一つの事件で繋がり、最

後は協力して悪党を斬り捨てる痛快時代劇」である。


  その浪人3人とは、先ずは矢坂平四郎(高橋英樹)は

豪放磊落だが人情味豊かな素浪人。「殿様」とあだ名さ

れているように、さるお大名の次男坊としている。次に

久慈慎之介(役所広司)は、大藩に禄高千石で仕官する

夢を持つ素浪人から「千石」とあだ名されている。文無

しになると雇われ用心棒をするが。曲がったことの大嫌

いな性格から、悪徳商家を裏切り弱い者の味方をする。

 そして最後が、カムカム時代劇&落語キャラの燕陣内


(春風亭小朝)である。三匹の素浪人の最初に出会った

時に「蛸の吸出し薬」を売っていたことから、「タコ=蛸」

のあだ名がついた。毎度旅先で、怪しげな珍商売を思い

つき大儲けしても天罰を受けたり、まったく空回りして

売れないこともある。だが、フーテンの寅ならぬ「フー

テンのタコ」の口上は、車寅次郎直伝のように客を魅了

させるから不思議だ。今回出品した台本の中のタコの口

上シーンを再現しよう。


「さあて、お立ち会い! 取り出だしたるこの薬は、昔

陳の国の唐人・ウイロウ大先生から、お江戸は将軍様の

脈を取る圓斎先生の一番弟子、この燕陣内が唯一伝授さ

れた有り難いお薬! 一粒舌の上にのせますと、胃の痛

み、肝の痛み、肺の痛みが立ち所スーッと消えちまうか

ら、驚き桃の木じゃござんせんか。イヤイヤその爽やか

こと例えようもございません! さてとこのウイロウは、

日の本では、大久保様御城下の小田原でしか、お求めに

なれませんが、本日は特別に・・・」


 小朝演ずる陣内は、殿様のように「大儀でござる」と

か「恐悦至極」、「是非もない」や「面妖な」、「率爾

ながら」や「これは異なこと」、「まかりある」といっ

た武家言葉は使えない。時に陣内は、落語感覚で現代風

なダジャレにアレンジし、時代劇を現代のリビングでの

会話へワープさせていた・・・。


 さらに、タコが武器にしている両槍先の仕込み槍や短

筒(四連発ペッパーボックスのピストル)、縄や釣り竿

など様々な物を武器に使う発想は、マンガでもシナリオ

でも、小説でも作家を目指す片には、大いに参考になる

と、最後に申し上げておく・・・。


【状態と発送について】

 この台本は、関係者のものだったもので、約30年の

歳月で、わずかなイタミやヤケ、キズなどが見受けられ

る。役者さんが使用した台本ではないので、本文頁はす

こぶるキレイである。