アシュケナージ／ショパン：マズルカ全集（51曲）2CD

ショパン：マズルカ全集(全51曲) disc 1 第1番 嬰ヘ短調作品6の1 　～第25番 ロ短調 作品33の4 disc 2 第26番嬰ハ短調 作品41の1 　～第49番 ヘ短調 作品68の4 第51番 イ短調《エミール・ガイヤールに捧ぐ》 第50番 イ短調(遺作)《ノートル・タン》 ヴラディーミル・アシュケナージ（ピアノ） 録音：1976年-1983年 ポーランド各地の民族舞曲を題材にしながら、ショパンの斬新な作曲技法が随所に発揮された50曲以上におよぶマズルカ集を、アシュケナージは約8年の歳月をかけて録音。作品に余計な色付けをせず、必要ものはすべて音にしながら、表情豊かに演奏しています。音楽評論家の吉田秀和氏も語っているように、日記を紐解くようなおもしろさがこのマズルカにはあります。 アシュケナージ盤は、飛び跳ねるようなリズムでメリハリのよいマズルカで、細部に至るまで完璧に弾き込まれています。ショパンの嬉々とした情緒の 発露も躍動感あるリズムで万全に表現してるし、底知れぬ哀しみに打ちひしがれたショパンの泣き節も繊細に甘く悲しく美しく奏でてくれます。 そのやや線の細い美しい音色に惹かれる人が多いんでしょう。ポーランド本場の土着のマズルカリズムは こんなものではないんでしょうが、ひたすら洗練された気品に満ちたアシュケナージのマズルカの多彩さと豊かさには驚くばかりです。 アシュケナージのレパートリーの広さと、その演奏の完成度を語ると枚挙に暇がない。どこをどう切り取っても、解釈が普遍的で、これ聴こえよがしな部分が全くないのと、繊細さと深さが同居していて、これ以上動かし難いところまで来ている。ピアニストによってはテクニックを前面に出したり、殊更に抑揚強弱をつけて情感を演出したり、自分なりの改変を企てて表現したり等、やりたくなるのもわかるが、アシュケナージにはそういう作為的なものが感じられない。この人は、音楽そのものに身を捧げているのだろう。自我というものを捨て、ショパンの表現しようとしていたものを謙虚に、真摯に、憧憬をもって表出させているように聴こえる。 輸入盤【西独盤】18 盤面disc2に微すれありますが再生問題無し ＊まとめ買い値引き致します(要事前コメント) 　あと1枚購入→150円引き 　あと2枚購入→300円引き 　10点以上は全品150円引き